【作業療法の視点】髪のセルフアレンジ

こんにちは。
外資系の療育機関で子どものサポートをしている、作業療法士のゆこです。

自分の髪の毛のアレンジ、得意ですか?

私はめちゃくちゃ苦手です。編み込みとか、お団子とか、うまくまとめている人を見ると本当にうらやましい。
決して不器用というわけではなくて、三つ編みもできるし、ミサンガづくりとかマクラメとかは結構きれいにできる方です。
折り紙も得意。

それが自分の髪の毛のこととなると、からきし。
数十年生きてきてやっと、これが自分が器用かどうかという問題ではなく、髪質の問題だということにやっと気が付きました。

髪がとても硬くて、みんなが普通の折り紙で鶴を折っているところ、段ボールで折っている感じ。
しっかり押さえていないと、びょんびょんなります(笑)
そして、髪の毛は思っているよりも短い。

と、セルフヘアアレンジには髪の「質」「量」「長さ」が重要な要素であるわけです。

でもどうやってわかるんだろう?
インスタなどで紹介されているおしゃれなヘアアレンジが、自分には「できる」「できない」かをどう判断するのか?

もちろん画面の向こうの髪の毛は触れないので、色んなことを想像するしかありません。
さらに、自分の後頭部も直接は見えません。触ったり、鏡越しで判断するしかない。

完全にイメージの世界。

なので、イメージを作るためには、それまでに自分がどれだけ自分の髪の毛に触ってみたかとか、
色んなものの感触や大きさを体験してきたか、
頭のかたちの身体イメージができているか、
頭の背後で起こっていることを脳内に映像として反映できているか。

実際の工程では、腕や肩、首の可動域、手先の器用さも大きく関係しています。

すごい。
人間ってすごい。

ちょっとした日常の動作が、どれほどの感覚や経験に基づいているのかを考えたら不思議でならない。

というわけで、日常の中での気づきでした。
もっと深掘りしてみたい(ヘアアレンジの作業分析…)。

ヘアアレンジに関しては経験が重要かなと思うので、強固な髪に負けず色々やってみようと思います。

以上、読んでくださりありがとうございました!

●ランキングに参加しています。応援いただけるとうれしいです。
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ にほんブログ村 病気ブログ 理学療法士・作業療法士へ にほんブログ村 英語ブログ 英語で仕事へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA