知的な時代だからこそ、体の感覚を大切にしたい

こんにちは。
外資系の療育機関で子どものサポートをしている、作業療法士のゆこです。

本当に「知的な」時代になって来たと思います。頭で考える時代。
だからこそ、身体の感覚をおろそかにせず、大切にしたいと思います。

精神科での経験も踏まえてですが、「自己像」「身体像」のズレが心の病気に大きく関わっていると思います。

自分の頭の中で描いている自分と、現実の自分がマッチしない。
身体「像」という見えている部分だけでなく、自分がどんなことをできるのかという「作業能力」的なことも含めて「体の感覚」としたいのですが、それが理想とずれている、周りの要求とずれているということはすごく多いと思います。

また、頭の中だけで考えすぎると、体がぼやーっとしたり、体が置いて行かれているような感覚になることも。

そんな時に、体を動かすことや、何かものに触ることはとても大切。
「現実」に引き戻してくれます。
特に、ものに触れることは、自分の感覚がぼんやりしているときにはすごくリセットになる。

身体の外から得られる感覚は、自分をもとの位置に戻してくれると思います。

これは精神科作業療法の急性期におけるかかわり方でとても大切なことなんだけれど、
今はすべての人に必要なんじゃないか、と思うくらい。

上手く言語化して説明ができないので、基本である「ひとと作業・作業活動」に戻ろうと思います(笑)
恩師の著書。作業療法の原点だと、私は思っています。

子どもたちにとっても。

アカデミックなことが重視されるこの時代、あえて、感覚を働かせる機会を子どもたちに提供したいな。

以上、読んでくださりありがとうございました!

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