こんにちは。
外資系の療育機関で子どものサポートをしている、作業療法士のゆこです。
最近、今後のプロジェクトについてマネジャーと定期的に話をしています。
外資あるあるなのかわかりませんが、入職の際にも「5年後のあなたの将来のビジョン」を聞かれました。
そして今も「あなたのBig Pictureはどんなの?」とよく聞かれます。
日本の企業で働いていた時には聞かれもしなかったことです。
もちろん人事評価があるので1年間の目標は立てるのですが、その職場での働きに関わらず、自分の将来的なことだったり、職場にどうなってもらいたいかなどを聞かれることはなかったので、少し戸惑いも覚えつつ、うれしくもあります。
作業療法士として何がしたいのか?
本当に難しい質問だなあと思います。細かいしたいことはいっぱいあるけれども、それが本当にしたいことなのかと問われたら確信を持てない。
でも。
過程を考える力をつけてほしい
これは私の支援するときの思いの一つです。
以前感覚統合の学会に参加したときに、田中哲先生という児童精神科医の講演を聞きました。
その時に心に残ったのが、「文脈性」という考え方です。
これを私は「過程を考える力」ととらえました。
今は、スイッチ一つでなんでもできてしまう時代。コンピューターは命令すればその通りに動く。
でも、対人関係はそうはいかない。自分のコントロールも簡単じゃない。
だからこそ、自分の手で何かを作り上げていったり、体で体験したりして「自分」を理解しコントロールしていくこと。
そしてそれは「他者」の理解にもつながります。
障害のあるなし関係なく、すべての子どもにとって必要不可欠な力かなと思っています。
これはまだぼやっとしたビジョン。
具体的な行動と結び付けていく必要はまだまだあります。
言語化も必要。
子どもの育ちをトータルでサポートできたらなあ。
以上、読んでくださりありがとうございました!
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