こんにちは。
外資系の療育機関で子どものサポートをしている、作業療法士のゆこです。
7月に短期留学に行き、うち3週間を「ボランティア留学」という名目で現地のデイケアに潜入してきました。
どんな施設だったか
ボランティアさせてもらった施設は「デイケア」と言われる施設で、日本でいう私立の幼稚園でしょうか?
親が仕事をしている3~5歳児が通う場所。預かり時間は朝8時から5時半ごろでしょうか。
25人まで預かることができて、先生は常に4~5人。2人がフルタイムで、パートの方が4人ぐらい。
主に白人系のお子さんが多かったです。
どちらかというと高級住宅街に位置しているので、良い所の子どもたち、という感じ。
3歳児が数人、4歳児が一番多くて、5歳児は5人くらい。
5歳児はプリキンダーなので、卒園済みで、9月からは違う学校へ移ります。
そこに9~16時いさせてもらって、子どもたちと関わりました。
7月は夏休みということもあって、プログラムは夏休み仕様。
9時半ごろまでにはだいたいみんな登園してきて、
10時頃まで室内で自由に過ごして、おやつもたべて、10時から園庭で遊ぶ。
11時半頃に室内に戻ってサークルタイム。12時15分から昼ご飯。
トイレなど済まして13時からお昼寝。
14時からみんな起き始めて、15時におやつ。
そこから、外に行く日もあれば、室内で過ごす日も。
ほとんどのお迎えは16時以降です。
夏休みじゃなければ、年齢別でプログラムがあるそうなのですが、
夏休み中だったので、全年齢一緒に過ごしていました。
ボランティアとして何をしたか
私は何も義務も責任もないボランティアなので、とにかく子どもと関わりました。
おもちゃでいっしょに遊んだり、絵本を読んだり、外では一緒に走り回ったり。
少しお掃除や片付けの手伝いをして、子どもたちがお昼寝中に休憩。
先生たちはみんなカナダの方たちで、別に何かしなさいということは全くありませんでした。
3週間いると、子どもたちのうちのだれかが休んだりもするので、ある程度の人間関係が見えました。
だれとだれが仲良くて、リーダー格は誰で、この子はこういう性格で…
なので、3週間いれたのはよかったなーと思います。
私はボランティア斡旋機関を通してこの施設に行くことになったのですが、
もともとボランティア慣れしている施設のようで、子どもたちもまた人が来た、という感じ。
私以外にも、保育士の資格書き替えのためにボランティアしてる日本人がいました。
当たり前だけど、全員英語ネイティブ
そうなんですよね。わかってはいたんですが、やっぱり行って実感。
語学学校は、なんだかんだ言っても英語学習者の集まり。
こちらは、子どもから大人まで全員が英語ネイティブ。
最初の週は、大人はともかく、子どもたちが何を話しているのか聞き取るまでが大変でした。
それだけで毎日疲弊、頭痛(笑)
2週目に入るとだんだん聞き取れて、少しずつ会話ができるようになり、
3週目の最終週は、「会話」ができるようになったかなと思います。
そして、当たり前なんだけど、教育が英語で行われているということを実感。
日本だと、英語を学ぶための教育、になるから、やっぱり違うなと思いました。
日本に帰ってきてすぐ、日本企業主体のインターナショナル幼稚園に見学に行く機会があったので、
その差を実感しました。
先生たちがラフ
もうこれは、幼稚園だからとか関係なくて、北米のスタイルだと思うんですが、
服装もかなりラフ。夏なので、短パンにキャミソールは普通だし、
鼻ピアスしている先生もいるし、タトゥーも入っているし、
コーヒー飲みながら遊びを見守ってるし…
そういうもんなんだな、と思ったら慣れました(笑)
食事も北米スタイル
子どもたちはそれぞれ自分のスナックを持ってきていて、10時までにと、
昼食・おやつの後に自分のものも食べていました。
昼食とおやつは提供されるのですが、これがまた北米感ありありで。
ピザの日、ハンバーガーの日、ごはんとチキンの日だったり、フレンチトーストとか。
おやつはパンにバターとか、りんごとか。
給食の最後には、オーツミルクか牛乳をもらえます。
嫌いなものにも一応トライさせるけど、無理強いはしないスタイル。
子どもたちのスナックは多種多様。フルーツやチーズを持ってきている子が多かったですが、
チーズスナックやハム、グミ、レーズン、ジュースとか。
Bentgoのランチボックスに入れてる子が多かった!
ぬいぐるみ持ち込みOK
それぞれが、小さな手のひらサイズから首に巻けるぐらいのヘビのぬいぐみまで、
何かしら持ってきていました。
基本的には、それは自分のロッカーに入れておくことになっています。
お昼前のサークルタイムの時は持ってきてOK。お昼寝も一緒にOK。
もちろん、持ってこなくてもOK。
ユニコーンを持ってくる女の子が多かったです。
もしかしたらキャラクターは禁止だったのかな?誰も持っていなかった。
あと、子どもたちも自由にアクセサリーを着けてた!
自分で作ったビーズのネックレスやブレスレットをしていたり、
ユニコーンやクラウンのカチューシャだったり、
シールのタトゥーをしてる子どもも多かったです。
どんな場所?備品?
基本的な工作に必要なものはそろっていたと思います。
室内は、いくつかのゾーンに分けられていて、
・食事と制作などをする机のある場所
・絵本ゾーン
・おもちゃゾーン×2
・サークルタイムで使う部屋
・クッションやソファなどがおいてある小さな部屋
みたいな感じ。ドアやカーテンで仕切れる場所も。
お昼寝は、あちこちにマットレスを引いて、人の出入りが多いゾーンになかなか起きない子を配置していました。
おもちゃもいろいろ。絵本も色々。
遊びの時間は好きなところで好きなように遊んでOK。
先生に聞かないと入ってはだめなゾーンもあって、それはちゃんと確認して使っていました。
日本の幼稚園や保育園よりも、おもちゃや絵本の量や種類は多かったんじゃないかな。
園庭は庭、という感じ。裏庭に滑り台とかのついた木製の小さめの総合遊具があって、
メインの園庭は芝生と、ウッドチップのゾーンにはブランコ。
それから砂場とちょっとした東屋。小さい畑もありました。
と、長くなってきましたので、次回、子どもたちや教育について思ったことを書きます。
以上、読んでくださりありがとうございました!
●ランキングに参加しています。応援いただけるとうれしいです。
にほんブログ村