「大人にまざりたい子ども」について

こんにちは。
外資系の療育機関で子どものサポートをしている、作業療法士のゆこです。

こういう子どもっていますよね。

発達のユニークさ、特にコミュニケーションの部分に課題があるお子さんは「同年代とのコミュニケーションが難しい」ということが結構あるように思います。もしくは、子どもと関わることを避けたり、極端に年上や年下のグループを好む傾向があったり。

知的に高いお子さんだと、大人の集団の中にいることを心地よく思う子どももいるのではないかなと思います。

クライアントではないけれど、大人のプログラムに参加することを好む子どもがいます。
たくさんの習い事をしていて、お家もそこそこお金持ち。

「すごいね」「忙しいね」「大変だね」「かしこいね」
そのように評価されることに心地よさを感じているんだろうなあ。
大人の集団の中ならなおさら、ちやほやされる。

そして、同年代の集団には「つまらなさ」を感じる。
どこか彼らを下に見ているとことがあるのかも。

一方で、感情を表す言葉はあまり出てきません。
何を聞いても「普通」と。また、意外に深い質問には答えが出せない。
心の育ちにはまだ未熟さがうかがえます。

そして、自己評価の軸となるのが「自分が何ができるか」。
ステータス。
ありのままのその子、で受け入れられた経験が少ないんだろうなあと思います。

かくいう私も、そのようなタイプでした。
集団に属したくない。どこか離れたところから見ていたい。
塾だと先生と仲良くする。
他部署の人との交流を好む。

「こんなことができる私ってすごい」と周りをどこか見下していたことは否定できません。

どこでもうまくやっていける必要はないと思うけれど、育つべきところは育ててあげたい。

「ありのまま」で受け入れられる経験。
感情の分化。

そのサポートができたらいいなと思っています。
「どういう気持ちになったの?」「それについてどう考えるの?」と問いかけつづける。

そして(ステータスでは)絶対ほめない(笑)

これも一つの作業療法のあり方かなと思っています。
精神科での経験が生かせるぞー。

以上、読んでくださりありがとうございました!

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